奈良の旅 最終回 奈良ホテル

奈良で滞在した"奈良ホテル"は

”西の迎賓館”と呼ばれる明治建築の美しいホテルでした。

設計は東京駅を手掛けた辰野金吾

重厚な佇まいは桃山御殿風檜造りと言う建築だそうです。





建物は創業当時のままのですが、

メンテナンスがしっかりされていて

今まで泊まったクラシックホテルの中では

一番立派な建物でした。




お部屋は2階だったのでこの階段を登って。



階段の踊り場に置かれていた椅子は
何度も修復されたような古いものでした。
所々に穴が開いていましたよ…




2回の吹き抜けから見下ろしたエントランス


オードリー・ヘップバーンが滞在中、
絶賛したと言うこのシャンデリア
春日大社の釣り灯篭を模したデザインだそうです。



外国の客も意識しているのか
インテリアは和洋折衷
実際”迎賓館”として各国の要人が滞在しました。



神社の祠のような郵便ポスト


メインダイニングルーム”三笠”の入り口


朝食時間は2日ともガラガラ
GoToキャンペーンが急に中止になって
相当キャンセルが出たのだと思います。




テーブルから見えた興福寺の五重塔
2日とも窓側の席に案内して頂けました。
ガラガラでしたから…




1階サロン
奥のホールクロック”平成の大時計”は
平成天皇即位（現上皇天皇）を記念して設置されたもの



100年前、アインシュタインが弾いたピアノ
今もちゃんと調律されているそうです。




お部屋は本館のスタンダード




窓枠がレトロでいい感じ



オイルヒーターの装飾に感動！



お部屋からの眺め
興福寺五重塔の先っぽだけ見えました(~_~;)



敷地内に建っていた教会
聖ラファエル教会
ここで結婚式を挙げてホテルで披露宴…なんですね。


ゲートを入り坂道を登ってホテルに辿り着きます。


上手く撮れなかったけど夜の奈良ホテルも素敵でした。



上皇天皇、皇后陛下が御滞在時の一枚が
廊下に飾ってありました。

同じ場所で・・・
私も皇族の気分で…なんてね♪



奈良の旅レポートはこれでお終い

コロナ禍のお正月
どこに行っても人がいない奈良…
申し訳ないくらい贅沢なひと時を味わわせて頂きました。