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2021年 03月 15日

奈良の旅 15 法隆寺 大宝蔵院の宝物

法隆寺の境内は広大でした。
57.000坪…と聞いてもピンと来ませんが、とにかく広い!
有名な金堂、五重塔、夢殿をはじめ、
国宝、重文に指定された55棟もの建物が点在しています。

夢殿に行く前に向かったのは大宝蔵院
白鳳、飛鳥時代の貴重な事宝が納められている宝物館です
超貴重な宝物を保存するために平成10年に建てられた新しい建物

奈良の旅 15 法隆寺 大宝蔵院の宝物_a0092659_11395509.jpeg



大宝蔵院の内部は当然撮影禁止でしたが
昔々教科書で見た多くの宝物を間近に見ることができました。

大宝物院の中に設けられた百済観音堂と称した部屋に百済観音が納められ、
「百済観音の安住の殿堂を造ることが悲願でした」と説明が書いてありました。

↓飛鳥時代の木造観音像”百済観音”
作者も不明、伝来も謎に満ちた観音像です。


出典:Wikipedia
奈良の旅 15 法隆寺 大宝蔵院の宝物_a0092659_17511176.jpg




”門外不出”と言われるこの百済観音が昨年3月、
東京国立博物館で展示されましたが、
コロナウイルスの影響で会期前に中止が決まりました。

展示を見られたのは
内覧の関係者と報道陣だけだったそうです。
トーハクも苦渋の決断だった事でしょう。

美大時代、この百済観音を描いたことがありますが、
横から見るとこんなにスリムとは知らなかった…

画像出典『ニッポンの国宝』
奈良の旅 15 法隆寺 大宝蔵院の宝物_a0092659_14225973.jpeg



玉虫厨子
”厨子”とは仏像、位牌などを安置する仏具
装飾に玉虫の羽根が使われていた事が名前の由来です。
玉虫の羽根は確認できませんでした…

画像出典:法隆寺で頂いたパンフレット

奈良の旅 15 法隆寺 大宝蔵院の宝物_a0092659_14395787.jpeg



聖徳太子を描いた最古のものと言われる
唐本御影(とうほんみえい)

この絵はここにあったんですね、
確かに法隆寺が一番ふさわしい場所でした。

聖徳太子の肖像では一番有名な絵ですが、
冠と杓を持った姿は飛鳥時代の服装ではないことから
制作年代は奈良時代と考えられているそうです。

英語の説明に”Prince Shotoku”と書いてあったので
そうか、聖徳太子はプリンスだったんだと再認識。

出典:Wikipedia
奈良の旅 15 法隆寺 大宝蔵院の宝物_a0092659_14514850.jpeg



この絵のお顔が旧一万円札に描かれていた聖徳太子
昔人間の私はこの壱万円札の方がしっくりくる。
真ん中の透かし絵は夢殿です。

奈良の旅 15 法隆寺 大宝蔵院の宝物_a0092659_17542366.jpg


大宝蔵院の所蔵品は貴重な宝物が盛り沢山で見応えがありました。

法隆寺の拝観料にこれも含まれるのなら1500円でも高くはないか・・・
まだセコイ事を言ってる私 (ーー;)


続いて夢殿へ
夢殿の入り口への長~い参道も観光客の姿は無く
住職の姿を見かけただけでした。

奈良の旅 15 法隆寺 大宝蔵院の宝物_a0092659_15232755.jpeg









by bonzok | 2021-03-15 18:07 | お正月奈良の旅 2021 | Comments(2)
Commented by 村上悦也 at 2021-09-06 22:36 x
法隆寺
Commented by 法隆寺 at 2021-09-06 22:37 x
仲嶺亜也菜


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