アグリジェントで一泊した翌日、古代神殿の遺跡が点在する”神殿の谷”を巡りました。
地中海に面する
アグリジェントは紀元前5世紀頃古代ギリシャ人が築いた植民都市
現在人口6万人弱の
アグリジェントはギリシャ時代には30万人もの人が暮らす大都市だったそうです。
なぜシチリア島にギリシャ神殿があるのかなぁ…と思ったらそう言う訳だったのですね。
私が無知なだけでした (ーー;)
☟チケット売り場のある入り口を入り、
丘に向かって歩くと最初に現れたのは
ジュノーネ神殿(Tempio di Giunone)神殿の手前に立っていた堂々たるオリーブの古木、迫力ありました!
ここには樹齢数百年と言うオリーブの古木が沢山生えていて、一番古い木は樹齢が600年だそうです。

オープン直後の時間だったのでここだけは大勢のグループがいましたがこの先はほぼ貸し切り状態で見ることができました。
某中国人グループが遺跡に登ってポーズを取っていてヤレヤレ…😥と思っていたら
監視員が飛んできて何度も注意されていました。
私たち、顔が同じだから仲間に見られてたかな…

神殿が建てられたのは
紀元前460~440年頃
ジュノーネ神殿は別名
”ヘラ神殿”と呼ばれていますが
ギリシャ神話の最高神
ゼウスの妻”
ヘラ”はイタリアでは
”ジュノ”となります。
ここは最高位
ヘラを祀る神殿。現在も神が宿ると言われています。

この神殿は紀元前406年にカルタゴの戦いで全焼し、
後に中世の地震で壊滅、
現在は25本の列柱が残るだけです。
横から見ると結構長い

ジュノーネ神殿は一番高台にあるので周囲の景色が一望できます。
乾いた大地の先に地中海まで見渡せました。

神殿の谷はアーモンドの木が生え茂り、
春には白い花が咲き誇る美しい景色を見ることができるそうです。
ヤギさんが何匹かいますね。雑草を食べさせてるのかな?
ジュノーネ神殿から先は、長く続く
”聖なる道”を進んで遺跡を巡ります。
神殿の谷はかなり広いのでガイドブックとにらめっこして時々人に尋ねながら遺跡を探し周りました。
皆さんガイドさんがいるからいいな(*_ _)

コルディア神殿へとつづく