2017年 06月 13日
7日目(ルクソール2日目) ルクソールには橋が一本もないんですって! 川の行き来は船しかないから、ナイル沿いはすごい数の船が停泊してました。 ひとりで歩いてる時、私も何度もしつこく船の勧誘をされたので、 客の争奪も大変なのかも… 古代エジプトでは太陽の昇る東岸は”生ける者の地” ナイルを挟んで日の沈む西岸は”死者の地”と信じられていたそうです。 そしてこれから向かうのが死者の街”西岸です。 ☟彼が船頭さん、 今回も超短いナイルクルーズでした^^; 西岸に到着 今来た東岸(右の方)にルクソール神殿が小さく見えました。 西岸に着いて向かったのは歴代ファラオ達の墓所”王家の谷” 朝一で来たのにもう観光バスがいっぱい! さすが、ルクソール最大の遺跡群です。 バスを降りて入り口に行くにはいつものように土産屋通りを通らなければなりません。 エジプトの観光地って大抵こんな感じ。 お土産屋さんゾーンを通過しないと出入りできないように上手く考えられていますわ… ☟左の建物が最初の入り口 この”ビジターセンター”は日本の出資で建てられ、発掘にも多大な協力をしているそうです。 日本人として誇らしいですね! ビジターセンターの中にあった”王家の谷”の立体模型 お墓が地面の下奥深くにあるのがよく分かります。 ここは珍しく日本語表記がありました。 日本が作った場所だから? ビジターセンターを抜けて、ここから”タフタフ”と言うトラムにのって墓所の近くまで行きます。 それにしてもすごい観光客! 私たちが乗るタフタフが来るまでしばし待たされました。 タフタフのドライバーさんになぜか呼ばれて助手席に(^^ゞ 運転中、ふざけて私にハンドルを取らせるのでアセった~ タフタフは超満員だったから、助手席に乗れてラッキーだったかも♪ ☟タフタフが到着したのが墓所の入り口です。 ここから先は撮影禁止、カメラの持ち込みも禁止です。 スマホの持ち込みだけはOKでしたが、カメラはここで預けなければいけません。 前にいた中国人の女性が一眼レフをバッグに隠して通り抜けたところを私たち目撃しちゃったんです。 現地ガイドさんが注意をしたんですけど「ノー・カメラ!ノー・カメラ!」の一点張りで、 ガイドさんもついに根負け。 さすがです‼ 中国人! (*_*; そんな訳で日本人の私はここから先は写真がありません… 王家の谷は木も草も一本も生えていない荒涼とした岩山で まさしく”死者の谷”と言う雰囲気でした。 なぜこんな場所にファラオたちを埋葬したんでしょう。 これは盗掘を避けるためだったそうですが、 現代になっても絶えず盗掘の危機にさらされているので、 24時間体制で監視されているそうです。 墓の入り口は狭く、王墓は奥深くに造られています。 王家の谷は現在までに63の墓所が発見され、 そのうちの10数か所が公開されていました。 ここで一番有名なのが”ツタンカーメンの墓” 棺の中のマスク、副葬品はレプリカ、本物はカイロ博物館に展示されています。 ここはとても狭いので一度に入れる人数が限られていて、 そのおかげでゆっくり見ることができました。 画像は Wikipedia commons より 玄室の四面に描かれた壁画は余りにも美しくて レプリカかと思ったほど鮮やかでした。 3000年以上も前に描かれたと思えない程完璧な保存状態に驚きました。 昨年(2016年)この玄室の奥に隠し部屋があることを日本の技術者が発見したそうです。 この壁画を壊さずに発掘するために岩山に穴をあけて辿り着くみたいですが、気が遠くなりそう… 私が生きてるうちに発見されたら、絶対見に行きたい! ☟白い服がツタンカーメンと言うのが通説ですが、 一説には義理の母ネフェルティティと言う見解もあるそうです。 そう言われてみれば女性みたいですよね。 絶世の美女 ネフェルティティの胸像は現在ベルリン博物館が所蔵し、 ドイツ最高の至宝と言われています。 本当に美しい! この胸像は紀元前14世紀に造られたものですよ。 王家の谷では他にもいくつかの王墓に入りましたが、 ラムセス6世の墓の壁画が一番印象に残りました。 ここもとても保存状態がよくその鮮やかさに感動しました。 ☟このアートな絵は天井画 天空の女神”ヌト神”が描かれています。
by bonzok
| 2017-06-13 23:49
| 古代エジプトの旅 2017
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