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2017年 03月 04日

大スフィンクスと太陽の船

ピラミッドと並ぶエジプトのシンボルが大スフィンクス

ファラオの守護神として4500年も前からここに座しています。

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スフィンクスは長い年月の間砂の中への埋没を繰り返し、
建造後1000年以上後のエジプト新王国時代にに砂に埋もれたスフィンクスが掘り起こされた時、
周囲に風化を防ぐための壁が建てられました。


☟手前の建物は河岸神殿

ピラミッドに付属して建てられた河岸神殿はファラオの死後埋葬の儀式を行うために建てられた神殿です。
内部にも入ったのですが、なぜか写真が一枚もなかった…

神殿の後ろにいるスフィンクスの頭だけが見えますね。

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他の神殿の参道にも並ぶスフィンクスもよく見ましたから、日本の狛犬のような存在でしょうか。


カルナック神殿参道のスフィンクス

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ルクソール神殿の参道にもずらりとスフィンクスが並んでいました。
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ギザのスフィンクスはカフラー王の守護神として造られたという説が有力でしたが、
他のスフィンクスのように参道に向かい合うように並ばず、参道と平行に座していることから、
大スフィンクス自体が信仰の対象だったと言う説もあるそうです。


バスから見たスフィンクス、割りと胴長…
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大勢の観光客がこの前で記念撮影をしていました。
私も撮ってもらえばよかったな…

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意外とかわいいスフィンクスちゃんの後ろ姿
尻尾もちゃんと付いてましたよ。

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アラブ人の侵入で鼻は削られ、崩れた三つ編みのあごひげはイギリスに持ち去られ
満身創痍のスフィンクスですが、元はきっとハンサムだったのでしょう。


☟真正面の顔を撮れなかったので画像はWikipedia Commons より

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もう一か所ギザで訪れたのは「太陽の船博物館」

太陽の船は紀元前2500年頃、古王国時代のファラオ ”クフ王” のために造られた船です。

発見当時(1954年)ギザの台地に掘られた石抗で封をされていたため、ほとんど無傷で保存されていました。

28年もの年月をかけて発掘・復元されたそうですが、
釘を一本も使っていないと言う美しい船は4500年も前のものには見えませんでした。


内部は撮影禁止だったのでWikipedia より


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1987年には吉村作治教授で知られる早稲田大学エジプト学研究所によって第2の”クフ王の船(太陽の船)”が発掘され、
現在も復元作業が続いているそうです。




by bonzok | 2017-03-04 19:54 | 古代エジプトの旅 2017


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