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2016年 08月 27日

ロシアの旅 22 トレチャコフ美術館 1


4月に行ったロシア旅行記、まだ終わってませ~ん💦

実はその前に行ったインドもまだ途中だし…

過疎ブログをいいことにのんびり続けさせて頂いてます(*_ _)


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ロシア6日目、最終日(帰国の日)はモスクワのトレチャコフ美術館へ

☟ 美術館への途中、車窓から見えたのはロシアを代表する画家”イリヤ・レーピン”の像

レーピンの作品もたくさん展示されていました。

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美術館へ向かうモスクワ川沿いにずらりと並ぶ”鍵の木”


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近くで見るとすごい数の南京錠!

恋人たちが愛を誓い合う証に南京錠をかける…っていうアレですね。

でも、こんなにビッシリてんこ盛りなのを見るは初めて!(@_@)


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川沿いに延々と”鍵の木”の並木道が続いていました。

こんなに愛を誓い合う人達が多いのに、

ロシアの離婚率の高さは世界一!なんですって…(ーー)

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トレチャコフ美術館に到着


正面に立ってらっしゃるのがトレチャコフ氏





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まだ開園前なので門は開いてません。

可愛い子供たちと一緒に門が開くのを待ちました。

この日は小雨混じりの真冬のような一日でした、4月も末なのに…さすがロシア。



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美術館横のレストラン

画家グッズのディスプレイでお出迎えですね♪

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中に入るとまたトレチャコフ氏がいました。

ここはモスクワの豪商トレチャコフ氏が収集した10万点にも及ぶロシア美術専門の美術館です。


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一緒に入った可愛い子供たち、

小学1,2年生くらいかな?

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館内はすごい数の展示作品でしたが、

ロシア美術専門ですから、ほとんどは私たちには馴染みのない作品でした。


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有名かどうかは分からないけど、この真ん中の絵が気になりました。

カール・ブリュローフ「乗馬姿の婦人」

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これも作者は分からないけど、清楚なお顔が目に留まりました。

何故か時々作品の前に椅子が置いてあったのですが、意味不明。

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☟イヴァーノフ作「キリストの出現」

大きなこの作品は、ガイドさんが詳しく解説してくれたのですが、

スミマセン、何も覚えてません(o_ _)

あの子供たちも説明を受けてたけど、ちゃんと聞いてたかなぁ…


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あんまり興味なさそうな子もいるね…(^.^)

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☟ ペローフ作

『トロイカ 水を運ぶ奉公の子供たち』

”トロイカ”って3頭立ての馬車のことですが

荷物を引っ張ってるのは馬では無く幼い子供たち、

当時の圧政に対する抗議を込めたであろう暗く悲しい絵です。

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☟ ヴァレシチャーギン作

『勝利の祝い』

画像では分かりにくいですが、白い棒の先に斬首されたロシア兵の首が並んでいます。

周りを囲むのはイスラム兵


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これも同じく ヴァレシチャーギン作

遠くから見ると綺麗な冬景色の風景画のようですが…

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近づくと手前に戦死した兵士がリアルに描かれていました。

タイトルは「シプカの戦場」


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☟ 同じ作者でこんなすごい絵もありました。

『戦争の結末』というタイトルです。

この光景は作者の想像ではなく、

オリエントの征服者は実際に斬首した頭をピラミッドのように積み重ねたそうでうす。


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ヴァレシチャーギンは反戦画家として日本でも有名な作家です。

戦争をリアルに描写することで見る人に衝撃を与え、反戦作家としての使命を果たしたと言えます。

日本を愛し、1903年に京都と日光に滞在して多くの日本の風物も描きました。

彼は日本で爆買いをして、お土産に日本庭園の庭石まで買って帰ったんですって。



☟日本でこんな絵を描いてたんですね~

出典元は”こちら”(ロシア語です)
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日本に滞在した翌年1904年、

彼は日露戦争の従軍画家として同行し、日本の機雷によって亡くなりました。

ロシアの軍艦を沈めたことは日本にとって喜ばしい事だったでしょうが、

当時、ヴァレシチャーギの死を悼む日本人も大勢いたそうです。

日本を愛した画家が日本軍によって命を落とすなんて、なんという悲劇でしょう。

こんなロシア人画家がいたことをもっと知ってほしいですよね。

TV番組で取り上げてくれないかなぁ…






つづく



by bonzok | 2016-08-27 23:07 | ロシアの旅 2016


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