メスキータ(Mezquita)はスペイン語でモスクという意味です。
785年にイスラム教寺院として建設された後、レコンキスタ(キリスト教再征服)によって、
カトリックの大聖堂としてまるごと再利用されました。
破壊を免れてホントによかった…
メスキータはイスラム教とキリスト教が同居する珍しい建物ですが、
これで思い出したのがトルコ、イスタンブールの巨大モスク
アヤソフィア
こちらはキリスト教大聖堂 から イスラム教モスクと変身を遂げ、
メスキータとは逆の運命をたどっています。
2年前に行った
アヤソフィアにも感激しました~
メスキータの中に入ると目の前に
「円柱の森」が広がります。
内部は、重い天井を支えつつ光を取り込めるように2重のアーチ構造になっています。
よく見るとアーチの赤白部分は赤いレンガと白い石が交互にはめ込まれていました。
メスキータは3回にわたって拡張され、そのたびに巨大化していき、
最終的には2倍に大きさになっちゃったんですって!
↓ これは新しいアーチ部分(と言っても1000年以上前)
赤い部分はレンガではなく塗装の仕上げでした。
ここは
マクスラ(Maksula)と言って祈りを捧げる神聖な空間
鍵穴の部分はメッカの方向を示す目印
ミフラーブ(mihrāb)
ミフラーブの壁のアップ
コーランが刻まれ、緻密なモザイクで装飾されています。
イスラム教は偶像崇拝を禁止してるから、この
ミフラーブが祈りの対象として存在するそうです。
マクスラの天井
アップで見るとすごくきれい! 天井にしておくのが勿体ない…
更にアップで見ると、細かいモザイク模様で埋め尽くされていました。ヒエ~ッ!
モスクの中にキリスト像・・・教会の中に仏像が立ってる感じ?
メスキータの中央に突然現れるカテドラル
レコンキスタ完了後、
円柱の森の中央は破壊されキリスト教の礼拝堂が建てられました。
破壊によって現存する柱は約850本、かつては1000本以上も柱があったそうです。
ここに来ると一気にキリスト教モードに変わって同じ建物の中とは思えないほど。
主祭壇の衝立 逆光で真っ黒になっちゃいましたけど、この彫刻も見事でした。
↑ の天井部分をアップで見ると、ここも複雑な彫刻でびっしりと埋め尽くされていました。すごい!
マヨール礼拝堂
祭壇の天井もずごい! 天井ばかり見てる私・・・(-_-;
初めて見る
メスキータに感激でした。 もっとゆっくり見たかった…
メスキータとの別れを惜しんで、何度も何度も振り返りながらバスへと戻りました。
Hasta luego!Córdoba!(じゃ、またね!コルドバ!)