プラハのシンボル
プラハ城 内で、ひと際美しさを放つのが
聖ヴィート大聖堂
建築はゴシック様式。お城の中に教会があるのはとても珍しいそうです。
画像では判りにくいですが、
ガーゴイル(怪物をかたどった雨樋)があちこちにいますよ。
ガーゴイルは
パリのノートルダム寺院の記事にも登場しています
聖堂の中に入った瞬間、その荘厳な美しさに涙が出そうになりました。
廊内の祭壇ごとに美しいステンドグラスがはめ込まれています。
アールヌーボー画家達が描いたステンドグラス(正確にはガラス絵もあり)はどれも見事でした。
その中で最も有名なのがチェコを代表する芸術家、
アルフォンス・ムハ(ミュシャ)のガラス絵です。
⇓赤い服の少年は、チェコ建国の英雄であるボヘミア王、チェコの守護聖人でもある
聖ヴァーツラフ(一世)です。
ちなみにこの少年のモデルはムハの息子
イジーだそうです。
紀元926年、この
ヴァーツラフ一世によって創建されたヴィート大聖堂は
14世紀、
カレル4世が現在の建物へと建設が始め、
その後600年もの歳月をかけて、1929年にようやく完成したそうです。
ヴァーツラフ一世の遺物が納められている礼拝堂 壁一面に彼の生涯が描かれています。
これはパイプオルガン。この巨大な聖堂の中を響き渡る音は素晴らしいでしょうね。
ステンドグラスの光が壁に写ってきれい♪
柱のあちこちにいたこの人たちは燭台のようです。
撮影中のsekiさんを撮影♪
銀でできたこの豪華な装飾は、
聖ヤン・ネポムツキー のお墓。
聖ヤン・ネポムツキーと言う方はとても悲惨な最期を遂げた人物です。
国王ヴァーツラフ4世(1世とは別人)の王妃の告解(懺悔)を王に問われ、
その内容を決して口にしなかったことから王の怒りをかい、拷問の後に袋詰めにされてモルダウ川に流されてしまいました。
カレル橋で一番観光客が多かったがこの
聖ヤン・ネポムツキーの像の下でした。 光背の5つの星がトレードマーク。
棺の上には天使が見守っています。
非業の最期を遂げた方ですが、こんなに手厚く祀られているのがせめてもの救いですね。
教会内でポーズを取って撮影するのはマナー違反なので、さりげなく撮ってもらいました^^;