スコールのような雨も上がって、次に向かったのは
文廟(Văn Miếu)
文廟 は孔子廟とも呼ばれ、孔子が祀られた廟です。
ここはハノイの観光名所なので、入口は観光客で結構混んでいました。
ここ文廟は1076年に国内最初の大学が開設され、そののち700年もの間に多くの学者や指導者を排出した学問の聖地です。
学問にご利益のある場所なので、この日も大勢の学生らしき若者を目にしました。
日本で言うときっと
太宰府天満宮のような場所ですね。
アオザイを着た若い女の子がいっぱい!
彼女たちも学生で、大学の卒業報告のようなイベントだったようです。
中心に池があって、その周りには花文字がぐるりと飾られていました。
ここにも女子学生たちが…
何をしてるのかと言うと、ここで一人ずつ撮影をしていて彼女たちは順番待ちをしてるんです。
なぜここで撮影をするかと言うと、この亀に乗った石碑に重要な意味があります。
この石碑には15世紀以降の
科挙試験合格者の名が刻まれていて、
学問を志す人たちにとって、とても神聖な場所のようです。
「科挙」と言うのは中国で行われていた国家公務員採用試験で、
隋の時代から清時代まで1000年間も行われていたそうです。
浅田次郎の長編小説
「蒼穹の昴」はこの
科挙の壮絶さを題材にした小説でした。
孔子像を祀ったきらびやかな祭壇
街なかで漢字を目にすることは滅多にないのですが、こういう場所で漢字を見ると、やはり中国っぽいなぁって思います。
ベトナムは1000年もの間中国の支配下にあったのですから当然ですね。
思いっきりポーズを取ってる可愛い女子学生。ここでも順番に写真撮影をしてました。
ここにも女子学生たちが・・・裸足になってる子もいて、ちょっとお疲れ気味かな?
この団体さんも学生みたい。ここは本当に学生さんが多い!
凝ったデザインの巨大な高炉 奥の建物が孔子を祀った拝殿です。
拝殿の屋根にはカッコイイ竜の彫刻があしらってありました。
大中門 こちらも屋根の上の飾りがユニーク
屋根の飾りは鯉をモチーフにした彫刻 鯉は困難に打ち勝つ象徴とされているそうです。
ここで一枚だけ証拠写真を撮ってもらいました。
ここも傘をささずに見学ができてよかった♪
あともう少し、雨よ、降らないで!(ーー;)
つづく
P.S.
おたまじゃくしに可愛い足が生え始めました♪