カテゴリ:古代エジプトの旅 2017( 21 )


ハトシェプスト女王葬祭殿は切り立った岩山の中に忽然と現れます。

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ハトシェプスト女王”
トトメス2世の死後、息子トトメス3世に代わり、自らファラオになった
古代エジプト唯一の女性ファラオです。

この葬祭殿は”新王国時代”最高の建築と言われています。
”新”と言っても建てられたのは紀元前15世紀
3500年も経ってると思えないほど美しかったのですが、
綺麗すぎて若干修復し過ぎな感もありました。


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石灰岩の岩山を削り取った材料で建物が造られたそうです。
ごつごつとした岩山と緻密に造られた美しい建物のコントラストが印象的でした。

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☟葬祭殿側から見た景色。
かなり広~いからここまでたどり着くのも結構歩かなければなりません。


ここは1997年に起きたイスラム原理主義過激派によるテロ事件の現場です。
日本人10名を含む外国人観光客63名が無差別に殺されると言う痛ましい事件でした。
こんな不条理な事が起こるなんて…悲惨すぎます。
葬祭殿を目指している時、もしここにテロリストが現れたら逃げ場はないなぁと思いながら歩いてました…



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ハトシェプスト女王の像が並ぶ第3テラス

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第2テラスの壁画は色彩も綺麗な状態で保存されていました。

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☟ホルス神(ハヤブサ頭)と トトメス3世(ハトシェプスト女王の息子)

画像は
Wikidpedia より
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頭が山犬(ジャッカル)のアヌビス神

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これもアヌビス神 カッコいい♪

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カイロ考古学博物館のミュージアムショップにいたアヌビス神
ツタンカーメン王墓の”アヌビスの厨子”でお馴染みの姿です。

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ハトシェプスト女王葬祭殿に来た証拠写真を一枚(^^;


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東岸に戻ってランチへ♪



by bonzok | 2017-06-15 20:43 | 古代エジプトの旅 2017 | Comments(0)

7日目(ルクソール2日目)

この日はナイル川西岸の観光からスタートです。
私たちのホテルは東岸だったので、まず西岸までは船で。

☟川向うに見えるのが西岸です。

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ルクソールには橋が一本もないんですって!
川の行き来は船しかないから、ナイル沿いはすごい数の船が停泊してました。

ひとりで歩いてる時、私も何度もしつこく船の勧誘をされたので、
客の争奪も大変なのかも…


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古代エジプトでは太陽の昇る東岸は”生ける者の地”
ナイルを挟んで日の沈む西岸は”死者の地”と信じられていたそうです。
そしてこれから向かうのが死者の街”西岸です。




☟彼が船頭さん、
今回も超短いナイルクルーズでした^^;

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西岸に到着
今来た東岸(右の方)にルクソール神殿が小さく見えました。


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西岸に着いて向かったのは歴代ファラオ達の墓所”王家の谷”

朝一で来たのにもう観光バスがいっぱい!
さすが、ルクソール最大の遺跡群です。

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バスを降りて入り口に行くにはいつものように土産屋通りを通らなければなりません。
エジプトの観光地って大抵こんな感じ。
お土産屋さんゾーンを通過しないと出入りできないように上手く考えられていますわ…

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☟左の建物が最初の入り口

この”ビジターセンター”は日本の出資で建てられ、発掘にも多大な協力をしているそうです。
日本人として誇らしいですね!

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ビジターセンターの中にあった”王家の谷”の立体模型
お墓が地面の下奥深くにあるのがよく分かります。
ここは珍しく日本語表記がありました。
日本が作った場所だから?

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ビジターセンターを抜けて、ここから”タフタフ”と言うトラムにのって墓所の近くまで行きます。

それにしてもすごい観光客!
私たちが乗るタフタフが来るまでしばし待たされました。

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タフタフのドライバーさんになぜか呼ばれて助手席に(^^ゞ
運転中、ふざけて私にハンドルを取らせるのでアセった~

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タフタフは超満員だったから、助手席に乗れてラッキーだったかも♪

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☟タフタフが到着したのが墓所の入り口です。
ここから先は撮影禁止、カメラの持ち込みも禁止です。
スマホの持ち込みだけはOKでしたが、カメラはここで預けなければいけません。

前にいた中国人の女性が一眼レフをバッグに隠して通り抜けたところを私たち目撃しちゃったんです。
現地ガイドさんが注意をしたんですけど「ノー・カメラ!ノー・カメラ!」の一点張りで、
ガイドさんもついに根負け。
さすがです‼ 中国人! (*_*;

そんな訳で日本人の私はここから先は写真がありません…

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王家の谷は木も草も一本も生えていない荒涼とした岩山で
まさしく”死者の谷”と言う雰囲気でした。

なぜこんな場所にファラオたちを埋葬したんでしょう。
これは盗掘を避けるためだったそうですが、
現代になっても絶えず盗掘の危機にさらされているので、
24時間体制で監視されているそうです。


墓の入り口は狭く、王墓は奥深くに造られています。

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画像は Wikipedia commons より


王家の谷は現在までに63の墓所が発見され、
そのうちの10数か所が公開されていました。

ここで一番有名なのが”ツタンカーメンの墓”
棺の中のマスク、副葬品はレプリカ、本物はカイロ博物館に展示されています。

ここはとても狭いので一度に入れる人数が限られていて、
そのおかげでゆっくり見ることができました。

画像は Wikipedia commons より
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玄室の四面に描かれた壁画は余りにも美しくて
レプリカかと思ったほど鮮やかでした。
3000年以上も前に描かれたと思えない程完璧な保存状態に驚きました。

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画像は Wikipedia commons より


昨年(2016年)この玄室の奥に隠し部屋があることを日本の技術者が発見したそうです。
この壁画を壊さずに発掘するために岩山に穴をあけて辿り着くみたいですが、気が遠くなりそう…
私が生きてるうちに発見されたら、絶対見に行きたい!


☟白い服がツタンカーメンと言うのが通説ですが、
一説には義理の母ネフェルティティと言う見解もあるそうです。
そう言われてみれば女性みたいですよね。

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画像は Wikipedia commons より




絶世の美女 ネフェルティティの胸像は現在ベルリン博物館が所蔵し、
ドイツ最高の至宝と言われています。

本当に美しい!

この胸像は紀元前14世紀に造られたものですよ。

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王家の谷では他にもいくつかの王墓に入りましたが、
ラムセス6世の墓の壁画が一番印象に残りました。
ここもとても保存状態がよくその鮮やかさに感動しました。

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画像は Wikipedia commons より



☟このアートな絵は天井画
天空の女神”ヌト神”が描かれています。
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またタフタフに乗って”ハトシェプストの葬祭神殿に向かいます。






by bonzok | 2017-06-13 23:49 | 古代エジプトの旅 2017 | Comments(0)

6日目、
コムオンボ、ホルスと二つの神殿を見た後、”カルナック神殿”に行く予定でしたが、
『皆さんお疲れのようですので、明日に変更します』とガイドさんから伝えられました。
エェ~ッ!?まだ午後3時なのに?!
私、全然疲れてないんですけど (ーー;)
他の方たちも疲れてる様子はなかったのですが、そのままホテルへ。

このツアー会社(ワールド航空サービス)はゆとりのある行程っでいいなと思ったけど、
私にはちとユル過ぎました。

…と言うわけでルクソールに到着後、昼食の後はホテルでマッタリ。

ルクソールで2泊滞在したのは ウィンターパレス(Sofitel Winter Palace )と言うホテルでした。
寒さの厳しいエジプトの冬の避寒地として、王侯貴族に愛された19世紀の宮殿ホテルです。

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ホテル到着後、時間もたっぷりあったので敷地の中をひとりでウロウロ。

宮殿ホテルと銘打つだけあって内部も重厚でした。

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中庭も広~い!
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夕食前に皆さんとライトアップされたルクソール神殿へ
神殿はすぐ近くだから歩くのかと思ったら、ここもバスで…


画像では分かりにくいですけど夜空には無数の星、列柱の真ん中に満月(2月11日)が見えて
とても幻想的な瞬間を見ることができました。

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神殿に到着した頃はまだ空が明るくて第一塔門もはっきり見ることができました。

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神殿の前に続くスフィンクスの参道
紀元前2000年~335年の歴代ファラオが建てたそうですから
古いスフィンクスは4000年も経ってるんですね。
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この参道はカルナック神殿まで3kmも続いているそうですが、
まだ発掘されないままのスフィンクスがたくさん埋もれているそうです。
翌日ひとりで街をうろついた時も断続的にスフィンクスがいましたよ。


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スフィンクス参道で記念撮影♪
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辺りはどんどん暗くなって、ライトアップされた神殿が美しく浮かび上がってきました。


第一塔門の両脇に立つラムセス2世像
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正面ラムセス像の横に建つオベリスク
元々2本1対だったのに今は1本しか残っていません。

もう一本が立ってる場所はパリのコンコルド広場です。
コンコルド広場のオベリスクの方が綺麗だった気がする…

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第一塔門をくぐると”ラムセス2世の中庭”と呼ばれる広場が現れます。

たくさんの像が並んでいますが全員ラムセス2世!
ここでも自分の像を立てまくっていますね~

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ラムセス2世の座像
やはり座ってる方がラムセスらしいな。

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ラムセス2世の中庭を進むと美しい大列柱廊が見えてきました。
巨大な開花式パピルス柱が2列14本並んでいます。

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ツタンカーメン王と王妃アンケセナーメン
若いご夫婦です。
ツタンカーメンは紀元前1342年生まれだから、
生きてたら3359歳か…意味のない計算(-_-;)

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大列柱廊を通るとアメンヘテプ3世の中庭に出てきます。

合計64本の閉花式パピルス柱が立つ美しい中庭です。


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神殿内の列柱にはどれもびっしりとレリーフが刻まれていました。

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壁のレリーフも綺麗に残っていました。
刻まれた人物や意味はまたじっくり調べてみます(-_-;)

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第一塔門に戻り、ラムセス像に別れを告げルクソール神殿を後にしました。

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ライトアップされた美しいルクソール神殿、
iPhoneじゃなかったらもっと綺麗に撮れたのに…
次回はカメラを持って行こう! ”次回”って…ヾ(ーー )ォィ





by bonzok | 2017-06-11 22:00 | 古代エジプトの旅 2017 | Comments(0)

ルクソールへ 車窓から

エジプト6日目

アスワンのホテルを発ち、
ワニの神コム・オンボ神殿、エドフのホルス神殿
を見学後、ルクソールへ。

”エジプトツアー”と言うとナイル川クルーズが定番ですが、
「クルーズでひとりは寂しいんじゃない?」って夫が心配してくれたので、悩んだ末、空路と陸路(バス)の移動を選びました。
今もクルーズには惹かれるけど、バス移動の方は車窓の景色を楽しむことができたので良しとしましょう。


バスの車窓から…

どこに行っても目に入ったのは働く馬やロバたち

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☟アスワンの市場で

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馬やロバは庶民の移動手段として活躍してるんですね。

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ルクソールで自由行動の時、馬車に乗ってみました。
一人だったから助手席(御者席?)に乗せてもらった…

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乗ったのはこんな感じの馬車、こちらのタクシーですね。
もちろんメーターは無いから値段は交渉です。


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車線なんか関係無く馬車も車も走ってました。

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大体横断歩道と言うものが無いから人も車もごちゃ混ぜ。
一見危なそうだけど、絶えず渋滞してるから大丈夫なのかも。

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車道でバナナ売ってたり…

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道路の真ん中でスニーカー屋さん開いてるし(・・;)
お客もここまで行くのが大変そう…

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川辺で休むロバたち
乾いたエジプトの土地では川は貴重なオアシスですね。

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ただいまお食事中♪

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エジプトの街は想像以上に汚なかったです。
貧困から来る汚さだけではなく、
2011年のエジプト革命以降ゴミがあふれる様になったそうです。
長期独裁政権時代の方がきれいだったと言うことでしょうか。

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カイロの街中以外の家は大体こんな感じ
洗濯物が無ければ廃屋か建築途中みたいな建物もありました。

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こんな斜めってる土地に石を積んだだけの家を建てて大丈夫なのかしら?
確かエジプトでも数年前に地震がありましたよね。

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エジプトは洗濯物の干し方が独特

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☟みんな大体こんな感じ

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こんなに重なってても乾燥してるからすぐ乾くのかな?

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この家は洗濯物より屋上に積み上げられてる物が気になる…(・・;)

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なぜか皆さん洗濯物の量が多い!

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古代エジプトの旅に来たのに洗濯物の干し方が気になる私… (ーー;)





by bonzok | 2017-06-05 17:52 | 古代エジプトの旅 2017 | Comments(0)

過疎ブログをいいことに安心して放置してたら
主人にまで諫められてしまいました…

今頃ですが、エジプト旅行記を再開させて頂きます。(*_ _)


ワニの神を祀ったコム・オンボ神殿
を見学した後、エドフ


途中、バスから見えたのは運ばれて行くラクダちゃん達♪
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この先で家畜の市場を通ったのでここに運ばれて行ったのかも。

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エジプトでは街中でもさりげなくラクダに遭遇しました。

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アスワンとルクソールのほぼ中間に位置する小さな街 エドフ にハヤブサの神ホルスを祀った巨大な 神殿 があります。
エドフ神殿ホルス神殿、呼び方は両方どちらでもいいみたいです。


プトレマイオス朝(紀元前300年頃)に建てられたホルス神殿はエジプトで最も保存状態の良い神殿と言われ、
第2塔門はほぼ完全な形で残っています。

ここもクルーズ船の客がいなかったので、ほぼ貸し切り状態でした。

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門の両脇に狛犬のようにホルス神が立っています。
奥にちらっと見えるのが第1列柱室

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↑の第2塔門を入り中庭の先に第一列柱室があり、
ここにもホルス神が両脇に鎮座していました。

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ホルス神殿は18世紀末に発見されるまで何世紀にも渡り砂に埋もれていました。
砂漠の砂やナイル川の堆積泥によって12mもの深さまで埋没し、住民は神殿敷地の上に家を建てていたそうです。遺跡の上に住んでたってすごいな(・・;)


この絵の作者デビッド・ロバーツ(David Roberts1796~1864)は多くの遺跡を描いています。
砂に埋もれた神殿も見てみたかった…

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上の絵と同じ場所が☟ここ、第一列柱室
砂に埋もれていたおかげで風化や破損を免れたのでしょうか

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☟ここに立つのがエジプト国内で最も美しいと称えられるホルス像です。
帽子(王冠?)が可愛い♪


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☟頭がハヤブサ、身体が人の姿のカッコいいホルス神

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国営エジプト航空のマークもホルス
エジプトで愛されている神様なのですね。

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ホルス様と記念の一枚♪
このガイドさん、頼んでないのに勝手に入って来たんですよ~(-_-;)


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神殿内のレリーフも綺麗に保存されていました。
右から2番目と一番左がホルス神
入り口の像も被ってた帽子みたいなのは王冠ですね♪

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至聖所に展示されているレプリカの聖船
この部屋には入ることはできなかったので柵の手前から撮った写真です。

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☟上の聖船を担ぐレリーフ
大きさが分かるようにガイドさんの顔を入れました。

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☟神殿を囲む回廊にもビッシリとレリーフが刻まれていました。

ここに描かれているのはホルス神が父オシウス神を殺したセト神との闘いのシーン

セト神を生け捕りにするまでを細かく描写されています。

おびただしい数のヒエログリフが物語を綴っているのでしょう。


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この方たちのカメラに私も写ってるはず。
何故かあちこちで一緒にポーズを取らされました。
ツア友さんも同じ目に合ってたから、エジプト人は日本人が好きなの?それとも珍しい??


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by bonzok | 2017-06-03 19:39 | 古代エジプトの旅 2017 | Comments(0)

6日目、
早朝ホテルを発ち、アスワンから北へ45kmのコム・オンボ

コム・オンボ(Kom・Ombo)はアスワンからナイル川を下った場所に位置します。
この地名はアラビア語で”オリンポスの丘”と言う意味で、かつてここは”オリンポス”と呼ばれていました。

☟地名の由来通りコム・オンボ神殿は小高い丘の上に建っていました。

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神殿側からナイル川を見下ろすとクルーズ船がずらりと停泊していました。

右下の方をよ~く見ると、この方もしかしてヘビ使い?!(・・;)
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コブラちゃんたち、リードもなしで逃げださないのかしら…
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☟神殿正面の上の方にもカッコいいコブラのレリーフがあったので、
きっと神聖な生き物として崇められていたのだと思います。

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コム・オンボ神殿は古代エジプト末期のプトレマイオス王朝(紀元前332-32年)に建てられた神殿です。


☟この写真は1870年、可哀そうな姿のコム・オンボ神殿 

かつてこの神殿はナイル川の氾濫や地震で、また他の建築業者によってほとんどが破壊され無残な姿になっていました。

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出典Wikipedia



神殿の中に入ると壁面も柱もびっしりとレリーフ模様が刻まれていました。
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コム・オンボワニの神様”ソベク神”をとハヤブサの頭の”ホルス神”を祀った神殿

☟この方がワニ頭のソベク神
被り物にコブラがいますね。
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ソベク神(ワニ頭)の後ろにいるのは牛の角を持つハトホル女神
ファラオ(プトレマイオス6世)がソベクに捧げものを差し出しています。

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ワニ頭また発見!

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☟ここは神殿の隣りに2012年に開園したばかりの”ワニのミイラ博物館”
ここも同じチケットで入れます。

可愛いワニのミイラちゃんたちがたくさん並んでいましたよ♪
古代エジプトってなんでもミイラにしちゃうんだ~(*_*)

内部は撮影禁止だったのでWikipedia Commonsより
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ミイラと言っても死んだワニをそのまま乾かしてるだけかと思ったら、
ちゃんと内臓も取り出して包帯グルグル巻きにして手厚くミイラ加工してました。
古代エジプトではワニも神様ですものね。

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クレオパトラ3世と4世の美女ツーショット♪
有名な絶世の美女クレオパトラは7世です。

それぞれの横にあるカルトゥーシュ(楕円の中に名前を刻んだ印)で誰かが分かるんですよ。
ヒエログリフが解読できたら楽しいでしょうね♪

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ファラオがトキの頭トト神(左)とハヤブサのホルス神(右)に生命の水で清められているシーン

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天井の色彩が綺麗に残っている部分がありました。
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上の部分、逆光で上手く撮れなかったのでWikipedia Commonsより

日の当たらない部分だったお陰か2000年以上もよく綺麗に残ったものです。


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ガイドさんが説明してるのは世界最古のカレンダー(左側)
横に並んでるのはセクメト女神
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ライオン頭のセクトメ(Sekhmet)もカッコいい女神です!

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☟の2人の女性、椅子に座ってるみたいですけど、これ出産シーンの壁画だそうです。
古代エジプトではこんな格好で出産してたのかしら…

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コム・オンボ神殿
ってエジプトに行くまで聞いたこともなかったけど、
興味深い壁画がたくさんありました。
当時はどんな姿だったのか、妄想するとわくわくします。

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写真撮ってたら、この二人がなぜか笑顔でポーズをとってくれました(^^;
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逆光になってしまったけど、神殿を横から。
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解散後一人でウロウロしてたら神殿を離れてとんでもないところまで歩いてしまい、迷子になってしまいました~!💦
バスの駐車場を探して現地人に聞きまくってやっとバス発見!\(ё_ё)/

ほんとに焦った!もう少しで遭難するところでしたわ…
一人であんまり遠くまで行ってはいけないと反省(*_ _)






by bonzok | 2017-03-30 18:30 | 古代エジプトの旅 2017

旅のクチコミとして、ホテルの情報も記録しておきます。

アスワンで2泊したのはナイル川に面した”ヘルナン・アスワン・ホテル”

☟ホテルの画像はExpediaより
ナイル川、いくら何でもここまで真っ青ではありませんよ…加工しすぎ~(・・;) 

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アスワンでは一番新しいホテルだそうですが、センスはイマイチ、かなりチープな雰囲気でした。

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ツアーですからお部屋は当然スタンダード
シンプルで素っ気無いインテリアだけど一人では十分の広さね。

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2晩とも同じベッドを使ってベッドメイキングの手間をちょっぴり省いてあげました~

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このホテルは全室ナイルビュー♪
大きなプールもあったので、リゾートホテルって感じでした。
全体に大したことないけど一応5つ星ホテルです。

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金ピカのエレベーターの中からもナイル川が見えて、ナイルアピールは完璧♪

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☟アスワン2日目の夕食
サラダも食べてスープも頂いちゃってから慌てて撮影…
春巻きみたいなのが4本も…前菜にしてはボリュームあり過ぎ。

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メインはビーフ、こちらも結構なボリュームです。

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デザートはチョコレートムース
今日も満腹で一日が終わりました…(-_-;)

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そうそう、このディナーでちょっとしたトラブルがあったんですよ。

この日私は赤ワインを頂きましたが、白ワインを頼んだ方の色がやけに黄色いな…と思っていたら、
お隣にいらした方が添乗員を呼んで「これはワインと言えない、こんなものにお金は出せないですよ」と静かに抗議をされたので、横でドキドキしながら聞いていました。
私も少し飲ませてもらいましたが、違いの分からない私でも”変な味”なのだけは分かりました (ーー;)

添乗員さんも大変ねぇ…と思いながら成り行きをみていたら、レストランの方が新しいボトルを持ってきて何とか事は収まりました。
多分、ボトルを開けてから時間が経ちすぎて酸化していたんだと思いますが、
エジプトではお酒を飲む習慣がないので、この白ワインの変色にさえ気が付かなかったのでしょう。

ちなみに抗議をしたご主人はワインの輸入会社を経営してる方でした。
それは黙っていられないですよね (ーー;)



食事を終えて部屋に戻ると綺麗な月が…
この日(2月11日)はちょうど満月♪

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ナイル川に映る美しい満月を眺めながらまったりと…と行きたいところですが、翌日は早朝の出発!
スーツケースに荷物を詰めてお風呂に入ってバタバタとアスワンの夜は更けていったのでありました…



by bonzok | 2017-03-27 23:08 | 古代エジプトの旅 2017


5日目夕刻、
ナイル川に浮かぶ帆船ファルーカでミニクルーズを楽しみました。

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穏やかなナイルの水面をたくさんのファルーカが行き交っています。

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ナイル川は想像以上に青く綺麗でちょっとびっくり!
もっと濁って汚いのかと思ってた…ナイル川様ごめんなさい(*_ _)
ナイル沿いを移動しながら滞在してきましたが、アスワンを流れる川が特に綺麗に見えました。


いよいよ出航、
帆船なので風任せ、船はゆっくりと動き出しました。
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風が止んで船が漂っていると、サーフボート?に乗った男の子が二人近づいて来て、いきなり「ヤ・ムスターファ」(アラビア民謡)を歌い始めました。もちろん下手…
誰かがチップを上げるまで唄は続き、二人はまた別の船を見つけて去っていきましたが、エジプトでは観光客相手にわずかなお金を稼ぐ子供たちが大勢いて、見かけるたびに胸が痛みました…

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☟前方に見える建物はオールド・カタラクトと言うホテル。
アガサ・クリスティが小説『ナイルに死す』を執筆したホテルとして有名です。

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オールド・カタラクト
では映画のロケも行われたそうです。
映画では邦題が『ナイル殺人事件』でしたね。

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☟帆の向こうに見えるのは豪華クルーズ船”スーダン”
1885年製造のレトロな外輪蒸気船です。

この船も映画「ナイル殺人事件」に登場してるんですよ。
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スーダン号の後ろにもたくさんのクルーズ船が停泊していました。
次回エジプトに来る時はやっぱりクルーズがいいなぁ…また行くんかい?!ヾ(--;)ぉぃ

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そうそう、トルコ・イスタンブールでは「オリエント急行殺人事件」を執筆したホテルペラ・パラスに泊まりました。
クリスティの追っかけをしてるみたい(^^ゞ 


☟ファルーカの船頭さんがいきなり(と言うか予定通り…)タンバリンを叩いて民謡みたいなのを歌い始め、
最後は全員で歌って踊って大盛り上がり(~_~;) 残念ながら写真がありませんが。。。

船頭さんたちはヌビア人(アスワンからスーダンの地域に住む人種)なのでリズミカルなアフリカ民謡でした。

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☟これはまだ始まったばかり、
この後全員が強制的に踊らされることになるとは…(-_-;)





陽気なガイドと船頭さんたちと♪
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ファルーカ・クルーズを終え、ナイル川を眺めながらホテルに戻りました。
この後の予定はディナーのみ。

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この日の夕焼けは本当に綺麗だったなぁ…
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                         つづく




by bonzok | 2017-03-26 21:42 | 古代エジプトの旅 2017

切りかけのオベリスク

イシス神殿の後向かったのは”切りかけのオベリスク”のある古代の石切り場

ビジュアル的にはアスワンハイダムに次ぐ地味~な場所でしたが、
神殿やオベリスクを作る石はここで切り出していたのか…と遥か古代ををしばし妄想していました。


歩いて登るのが結構きつい花崗岩の岩山でしたが
80代のツア友の皆様元気に登っていらして60代の私の方が負けそうでした…(*_ _)
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下を見下ろすと、私たちのバスが小さく見えました。
こんなに登って来たんだ~
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☟これが切りかけのオベリスク

3面は切り取られていますが、1面は岩盤と繋がったまま。
こんな風に切り出してたんですね。

途中でヒビが入ったため放棄されてしまいましたが、完成していたら
長さ42m、重さ1168トン!の史上最大のオベリスクになっていたそうです。
現存する世界最大のオベリスクは332トンですから、これがいかに巨大かが分かります。
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オベリスク
と言うのは古代エジプトの太陽信仰のご神体
太陽神ラーの偉大さと共にファラオの威厳を示すモニュメントとして多くの神殿に建てられました。

現在世界に残っている古代オベリスクは30本
多くは戦利品として略奪されてしまったため、エジプトに残っているのはたったの7本だそうです。

パリ、コンコルド広場のオベリスクはルクソール神殿から運ばれたんですって。
それにしてもあんな巨大な物、どうやって運んだんでしょう?


この日のランチはBasma Hotelと言うホテルのレストランで

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メインはお魚だったかな?
これにいつものようにアエーシ(パン)とペーストが何種類かありました。
ここの食事はほとんど覚えてない…可もなく不可もなくだったのでしょう。

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お食事はともかく、ここはナイル川ビューの見晴らしがいいレストランでした。

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☟こちらは前日の夕食です。
アスワンでの夕食は2日ともホテルで頂きました。

メインはビーフ、この野菜スープはどこも大体同じ

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毎回出てくるペーストも大体同じバリエーション。
パンに付けてもいいしサラダにかけても美味しかったですよ。

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エジプトでは生野菜のサラダが結構出てきました。
行く前は”エジプト下痢”が心配で「生野菜は絶対食べないゾ!」ってつもりでしたが、
毎日ガッツリ食べても全然大丈夫でした~(^^ゞ






by bonzok | 2017-03-22 20:01 | 古代エジプトの旅 2017

イシス神殿はプトレマイオス王朝から古代ローマ時代に建てられ、
550年後ローマ皇帝の命で閉鎖されるまで古代エジプトの信仰が生き続けた最後の神殿でした。

エジプト文明末期のプトレマイオス王朝(紀元前305年頃)は
アブシンベル神殿を建てたラムセス2世の時代より1000年近く後の王朝です。

時代が違うので当たり前ですが、ラムセス2世の時代よりはるかにリアルに表現されて繊細で美しいレリーフの数々に目を奪われました。


移築のため解体された時の切断面が何とも痛々しい…

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ヒエログリフも美しく鮮明に残されていました。

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☟羽を広げているのがイシス神、イシスが羽で包み込んでいるのが夫のオシリス神
左が貢物を差し出すファラオ


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イシス神が息子ホルスに授乳をしているシーン
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イシス神と息子ホルスの母子像は他にもいくつか描かれていましたが、
何となくイエス・キリストとマリアの聖母子像を連想しました。
古代エジプト人にとってイシス女神はキリスト教の聖母マリアのような存在だったのかもしれません…



どれがどの神だったか忘れましたが、とにかく美しいしカッコいい!
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胸の膨らみやおへそまでリアル
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↑のレリーフはこの部屋にありました

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神殿内部は観光客で満員!写真を撮るのも一苦労です…

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神殿の中も外も美しいレリーフで覆われています。

☟この柱は移築の時輪切りにされちゃったんですね・・・

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レリーフの一部は無残にも削り取られていますが、
これはキリスト教の一派コプト教徒がここに入り込んだため異教であるイシス神殿のレリーフを剝がしてしまったそうです。

コプト教徒と言えば、一昨年(2015年)イスラム過激派(IS)がエジプトのコプト教徒20人を殺害した残虐な動画を公開した衝撃的なニュースがありました。
宗教の争いって古代エジプトの時代から何千年経っても続いているのですね…


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内部も外壁もあちこちに削り取られたレリーフがありました。
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コプト教徒が刻んで行ったクロス(十字)があちこちに残っています。

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わずかに残された壁の上の方にクレオパトラのレリーフがあります。

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紀元前50年頃、クレオパトラもフィラエ島を訪れているそうですよ。
トルコのエフェス遺跡の時も同じことを思ったけど、クレオパトラがこの辺りを歩いていたのかと想像するとちょっと感動(~_~;)

上半身だけが残るクレオパトラのレリーフ

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☟左に見えるのはトラヤヌス帝のキオスク

キオスクと言っても売店じゃなくて”小さな建物”と言う意味です(^-^;
後ろにちらっとナイル川が見えます。

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このキオスクはイシス神の憩いの場なんですって。

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キオスクの向こう側に行くとナイル川が見渡せます。

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舌を出したユーモラスな神”ベス神”
フィラエ島のレリーフで一番インパクトがありました(^^;

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フィラエ島の売店で。
デザインがイマイチなマグネットたち

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この手のバッグもよく見かけたなぁ

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イシス神殿の前で(ё_ё)

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帰りの船からトラヤヌスのキオスクが見えました。
サヨナラ、フィラエ島~またいつか♪

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帰りの船でまたしてもお土産攻撃が始まった~!
みんな無視してたけど、人のよさそうな最高齢のご夫婦が標的にされて
結局ネックレスを買わされてたみたい。
お孫さん、付けてくれたかなぁ…

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つづく


                                               






by bonzok | 2017-03-18 23:09 | 古代エジプトの旅 2017

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