レオンで滞在したParador de León は、元は16世紀に建てられた修道院(Iglesia San Marcos)
1515年に建設が始まり18世紀に入ってからやっと完成したんですって。
完成まで2世紀もかかってるんですね!
↓ここがパラドールの入り口
正面はプラテレスコ様式と呼ばれるスペイン風ルネサンス様式で、見事な彫刻とレリーフで装飾されていました。
プラテレスコ様式(Estilo Plateresco)とは細密で華麗な装飾から銀細工の様であったことからスペイン語の銀細工(
プラテレスコ)が語源となったそうです。
ホテルとは思えない重厚な入り口
出入りするたびにこの彫刻を見上げていました。
パラドールとは、修道院や貴族の館、古城など歴史的建造物を改築した国営(半官半民)の宿泊施設を言います。
スペインには現在91か所の
パラドールがあり、5ツ星ホテルは2か所のみ。
そのひとつが
パラドール・ド・レオンです。
もう一つは
サンティアゴ・デ・コンポステーラにあり、
今回は希少な2か所の5つ星パラドールに泊まることができました。
この修道院は巡礼者のための救護院として開放されていたそうです。
↓パラドールの右側にある修道院側の入り口
近くで見ると点々模様が全部ホタテ貝でした~!
巡礼のシンボル”ホタテ貝”をこの旅でいったい何個見たでしょう!?
横に長過ぎなのでパノラマでやっと納まりました。
残念ながら真ん中は修復中で完璧な姿を見ることはできませんでした。
このパラドールは歴史的建造物としてレオンの観光名所でもあるので絶えず観光客で賑わっていました。
これは早朝撮った写真です。
凄い大人数の団体(たぶん中国)が見学してました。
レオンを通過する巡礼者も必ずここにやってきます。
パラドール(サン・マルコス修道院)の前の広場に
この建物を見上げる巡礼者の像がありました。
靴を脱いで修道院を見上げ、
”やっとここまで来たか…サンティアゴまであともう一息だ”
…って感じでしょうか?
巡礼者はこの像と一緒に写真を撮るのが定番みたいです。
中庭から見ると修道院なんだなぁって雰囲気です。
回廊から中庭を望む
↓私、何を覗き込んでるんでしょう…
このパラドールは宿泊者以外も見学することができるので、
いつも観光客らしき人を見かけました。
もうホテルの中と思えない~(*_*)
↓お部屋から見えた景色
パラドールの裏側にあたる場所でした。
パラドール・ド・レオン内部へとつづく…