5日目
サンセバスティアンを発ち、バスク地方の中心都市ビルバオへ
ビルバオ市内に入って川沿いを走っているとひと際目を引く奇妙な建物が見えてきました。
NYに本部を置く、あのグッゲンハイム美術館です。
スペインでは90年代から始まった「クリエイティブ・シティ」と呼ばれる観光戦略が功を奏し、
今や世界一の観光先進国になりました。
その中でもビルバオはアート・文化に特化した都市再生が大成功を納め、
その再生方法は世界各地で「ビルバオ・モデル」と呼ばれているそうです。
「たったひとつの美術館がビルバオを変えた」と言われるほど大きな存在がこのグッゲンハイム美術館です。
フランク・ゲーリーの設計によるインパクトのある姿です。
中に入ってもどこがどうなってるのか分からないくらい不思議な空間。
残念ながら展示室の作品は撮影NGでしたが、建物自体がアート作品って感じでした。
内部もすべてが曲線、
カーブしたガラスの壁は作るのが大変だったでしょうね~
美術館の外にもいくつかの現代アートが展示してあり、外側だけでも十分に見ごたえがありました。
↓フランス人彫刻家
ルイーズ・ブルジョアの「ママン」お腹に20個の卵を抱えています。
母への愛情を表現した作品…だそうです😓
この巨大蜘蛛
”ママン”はロンドンの
テートモダン、サンクトペテルブルクの
エルミタージュ美術館など世界9か所に置かれています。
六本木ヒルズにもありますね。
グッゲンハイム美術館の一番人気はこの巨大な犬 ”パピー”🐶
こう見えても子犬(パピー)です😅
パピーはビルバオのシンボルとして市民にも愛されているそうです。
これだけ大きければシンボルの資格十分(^^;
パピーの作者は
ジェフ・クーンズ(
Jeff Koons)
キッチュな大規模作品を多く手掛けるアメリカのアーティストです。
後ろ姿も可愛い♪
私たちが訪れた8月はきれいなお花で覆われていましたが、
冬になると茶色いパピーになっちゃうみたいです。
その方が犬らしいかな?
ちなみに”パピー”の犬種はホワイトテリアですって。
パピーちゃんは007「ワールド・イズ・ノット・イナフ」(1999年)にも登場したんですよ♪
ジェームズ・ボンドはピアース・ブロスナン
肝心の映画の方はイマイチでした…
地球の歩き方の表紙にも登場♪
ずっと会いたかったパピーに会えて嬉しいワン♪😍