ハトシェプスト女王葬祭殿は切り立った岩山の中に忽然と現れます。
”ハトシェプスト女王”は
夫トトメス2世の死後、息子トトメス3世に代わり、自らファラオになった古代エジプト唯一の女性ファラオです。
この葬祭殿は”新王国時代”最高の建築と言われています。
”新”と言っても建てられたのは紀元前15世紀
3500年も経ってると思えないほど美しかったのですが、
綺麗すぎて若干修復し過ぎな感もありました。 石灰岩の岩山を削り取った材料で建物が造られたそうです。
ごつごつとした岩山と緻密に造られた美しい建物のコントラストが印象的でした。
☟葬祭殿側から見た景色。
かなり広~いからここまでたどり着くのも結構歩かなければなりません。
ここは1997年に起きたイスラム原理主義過激派によるテロ事件の現場です。
日本人10名を含む外国人観光客63名が無差別に殺されると言う痛ましい事件でした。
こんな不条理な事が起こるなんて…悲惨すぎます。
葬祭殿を目指している時、もしここにテロリストが現れたら逃げ場はないなぁと思いながら歩いてました…
ハトシェプスト女王の像が並ぶ第3テラス
第2テラスの壁画は色彩も綺麗な状態で保存されていました。
☟ホルス神(ハヤブサ頭)と トトメス3世(ハトシェプスト女王の息子)
画像はWikidpedia より
頭が山犬(ジャッカル)のアヌビス神
これもアヌビス神 カッコいい♪
カイロ考古学博物館のミュージアムショップにいたアヌビス神
ツタンカーメン王墓の”アヌビスの厨子”でお馴染みの姿です。
ハトシェプスト女王葬祭殿に来た証拠写真を一枚(^^;
東岸に戻ってランチへ♪