6日目、
リスボンから西へバスで45分、
深い緑に覆われた山間に位置する シントラ(Sintra)に向かいました。
シントラは王宮を中心に貴族の別荘が点在する風光明媚な避暑地です。
現在はポルトガル有数の観光地になっていて
朝10時前に到着したのに、もう既に観光客でいっぱいでした。
王宮(Palácio Nacional de Sintra)
15世紀から19世紀末まで、夏の離宮として王家に愛された宮殿です。
外観は地味でシンプルですが、中はもちろん豪華。
シントラの文化的景観の一部として世界遺産に登録されています。
紋章の広間
王宮で最も権威のあった部屋
ポルトガル最盛期に君臨したマヌエル1世の権力を物語る部屋です。
天井の装飾も壁のアズレージョもすごい!
ドーム天井一面に16世紀の王族の紋章が掲げられています。
「紋章の広間」って言うだけあって、紋章で埋め尽くされています。
中央が ヴァスコ・ダ・ガマの紋章
アズレージョは18世紀のもの
白鳥の広間
宮廷舞踏会に用いられた大広間
夫婦円満の象徴として天井一面に白鳥が描かれています。
壁のタイルがオシャレ♪
イスラミックな雰囲気の礼拝堂
壁は鳩の文様があしらわれていました。
カササギの間
天井一面カササギの絵で埋め尽くされています。
ドン・セバスティン王の間
オペラでも有名な『ドン・セバスティアン』王は
女性嫌いで生涯独身だったため世継ぎは無く、
モロッコ遠征での戦死後、60年にも渡ってスペインに支配されることになりました。
この部屋のタイルの素敵でした。
「アラブの間」の噴水
「中国の間」の調度品
大航海時代のポルトガルは世界中の国々と交易があったことが伺われます。
イスラムの香りのする中庭
中央にロープをモチーフにしたマヌエル様式のオブジェが建っていました
王宮から見たシントラの景色
遠く山の上にムーア人の城跡が見えます。