バラナシのホテルを出発して最初に訪れたのは
サルナート(Sarnath)と言う所でした。
サルナートは
ブッダ(釈迦)が悟りを開いた後初めて説法を説いたとされる「
初転法輪(しょてんぽうりん)」場所で、
仏教の四大聖地のひとつだそうです。
サルナートにある寺院のひとつ
ムルガンダ・クティ寺院(Mulgandh Kutti Vihar)
ムルガンダ・クティ寺院の中はガランとしていて、お祈りをする二人の信者の姿があるだけでした。
内部の壁は
ブッダの一生を描いた壁画で覆われています。
誕生の図
ブッダ(釈迦)のプロフィール
紀元前463年生まれ
釈迦族の王子として、ネパールのルンビニで誕生
本名 ゴーダマ・シッタルダ गौतम सिद्धार्थ
紀元前383年死去 (死因は食中毒なんですって)
梵名:シャーキャ शाक्य (シャカの語源ですね)
これは釈迦入滅(死去)の図 いわゆる涅槃(ねはん)の図です。
この壁画を描いたのは
野生司香雪(のうす こうせつ 1885-1973)と言う日本画家なんですって。
インド仏教美術の研究のためインドに渡り、インド政府からの依頼を受けて、この寺院の壁画を手掛けたそうです。
描かれたのはこの寺の建立(復元)された1931年頃と思われますが、
日本人の画家によって描かれたというのはとても誇らしいことですね。
長い年月が経ってるのにとても鮮やかな色彩です。
暑いインドの気候に耐える絵の具を作り出すのため大変な苦労があったそうです。
コンクリートの壁面に描くのは大変だったでしょうね~ 絵の具がすぐ剥がれそうだもの…
数珠を数えながら静かに経を唱える信者の姿は荘厳でした。
ここには世界中の仏教寺院があるので(日本のお寺もあります)、訪れる人もいろんな民族の人がいました。
この方はチベット系かしら?
ここにあるチベット仏教寺院はカラフルで可愛い♪
経文が書かれたタルチョ(祈祷旗)も色鮮やか!
ここで見かけた人々・・・
インドの子どもファッションはとてもユニークでした。
寒そうなのになぜに裸足…
いい顔してますよね~ ストールもキマってます!
インドでは男女問わずストールが定番みたいです。
ここで見かけた動物たち
寺院の敷地内で5~6匹の犬たちを見ました。勿論、みんな野良犬です。
ずっと私の後を付いて来て、可愛いんだけど狂犬病の犬も多いのでナデナデはできなかった(ーー;)
寺院の前の通りに出るとやっぱりこんな光景。 人も歩けば牛も歩く・・・
つづく